オフィスに座っていると色んなお菓子をくれる。午前中はKhazoorというデーツでとても甘い、ランチ後はSupariを一握りをくれた。Supariはお菓子ではないが口臭の防止と消化の促進のためのもので、味は甘みがあるが漢方薬の風味が口の中で漂う。午後はマラーティー文字(?)入りのビスケットを1枚食べた。交換として日本から持っていた梅干をあげた。日曜日にエローラへ行ったという話をしていたら、なんと皆エローラへ行ったこがないことを判明した。そんなに遠くないのになぜ行ったことはないのかを尋ねたら、「あまり機会がなかった」という。。。デリーも行ったことがないのもびっくり。国外旅行ももちろんないそうです。
今日も職場の人と一緒にランチを食べたあとに5ルピーではなく6ルピーのチャイ屋へ行って食後の一杯を飲んできた。6ルピーのチャイ屋の兄ちゃんは反応が”ある”ので1ルピーの差はおそらく反応の有無の差かもしれない。
夜はボリウッドデビューをするためにE-Squareというシネマへ行った。インド人の娯楽は映画、インドの映画といえばボリウッドでいきなり大勢で踊り出す。会社の近くのバス停からE-Squareへ向かうバスがあるので、初めてインドのローカルバスにも挑戦した。バス停にボーっと立っているだけで日本と同じようにバスが勝手に止まってくれない。手で合図をするとバスは完全に止まらずに速度は減速され、タイミングよく飛び乗りをする。身体障害者はもとより子供と年寄りもまず乗ることは無理だろう。バスに乗ったら切符売りがやってくるので行き先を告げてお金を払う。今日は約5キロの道で9ルピーでした。リキシャなら50ルピーは必要であろう。そして降りる時に前のドア近くにでスタンバイして乗るときと同様に一番速度が落ちた所で飛び降りる。インド人は前のドアでも構わずに飛び乗ってくるから怯まずに飛び降りないと永遠に降りることはできない。
いくつかの上映中の映画ポスターはあったが、この時間はどの映画が上映されているかは分からずにとりあえず1枚(160ルピー)を買って中に入った。小さいチケットに薄い文字で映画のタイトル、開始時間、座席番号が書かれている。ポップコーンではなくサモサとファンタを買ってスタンバイ。ボリウッドと期待していたが蓋を開けてみたらBreaking Dawn 2というハリウッドでした。内容はとても趣味に合わなかったので最悪だった。洋画のせいもあって上映前のインド国歌は流れなかった。映画はつまらなかったが、映画を見るインド人がおもしろかった。一斉に笑ったり、エールを送ったり、仕舞には「I love you」のセリフに「I love you too」と勝手にスクリーンに返事したりなどとにかく賑やかである。もちろん私語や携帯電話の使用なども当たり前。映画の中休みの時間中に隣のインド人から予想もしなかった気遣いをしてもらった。先は大声を出して迷惑でしたか?とくそ丁寧に尋ねられた。他人に興味なく自分のことしか頭にないというインド人のイメージからするとまさかそんな気遣いをされるとはおもわなかった。インド人にそんなことを言われるとはかえってこちらが恐縮ですw
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