この研修は色々やることが多くてボーとする日は1日もなかった。日本にいる時は座っているだけで1日に数回意識が飛ぶこともあるがここでは毎日が新発見の連続でとても忙しい。毎朝2時間のビジネス英語の授業ではワークブックの宿題があり、授業中のディスカッションやプレゼンテーションの準備も前日の宿題となる。後半になってくると各メンバーはプロジェクトに配属されるので各自の宿題も加算される。さすがに英語の宿題の量が多いので研修生一同の静かなる抗議によりなんとか減らしてもらえた。私は今週の金曜日に2つのプレゼンテーションがあり資料は準備できたがまだ練習はしていない。プライベートでは週末のタージマハール旅行を予定しているので旅のアレンジも同時進行しないといけない。さらに来週月曜のお別れ会で研修生一同でダンス(江南スタイル)やら落語やらをやらないといけないので練習も必要であるが、未だに練習を開始していないというやばい状況である。
ビジネス英語の授業が終わったあとに出社したら、目の前の席に「お誕生プラカード」が貼ってあった。ここではお誕生日を迎えると1日だけそのプラカードが貼られ皆からお祝いされるのである。しかしこのお誕生日を迎えたお兄さんはいかにも仕方なさそうにプラカードを貼っていた。インド人も色々いて全員が全員オープンにハッピーしたいわけでもないかもしれない。午後3時ぐらいに2つのプレゼン資料が完成して屋上のカフェテリアで5ルピーのチャイを飲みながらプネの街を眺めていた。インドでは色々あってここまであっという間で残りの1週間も毎日充実した日にしたいななどを考えてながらチャイを啜っていた。
会社のビルのエレベーターはとてつもなく遅いのでいつも階段で降りている。1階に出たときにトレーニングスーツを来たインド人がエレベーターを待っていたのを見て、おもわず階段で行けよとつぶやいた。なぜならこのビルの2階にトレーニングジムが入っているからである。プネは裕福な都市で特にこの地区はIT企業が多く入っている地区なので生活水準が高い人が多く、それに比例して太っている人も多い。ベジなのに激太りである。会社の帰りにスーパーに寄ってインドのスナック菓子とティーパックを購入した。今日から少しずつお土産を買って帰る直前になって慌てなくても済むようにする。ここインドでは10ルピー札はとても貴重である。なぜならリキシャに乗るとおつりがあるにもかかわらずおつりがないと言って多めに払わせる悪いやつらが多い。お店やレストランでも細かいお札はいつも品切れがちである。買物する時はできるだけ10ルピー札や20ルピー札を多くゲットするために、細かいのを持ってないと真剣に嘘をついて100ルピー札や500ルピー札を渡すようにしている。日本では身に付くことの出来ない生活の知恵である
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