前回に続いてCE-PE間がOSPFに関するポピュラーな話題をお届けします~
CE-PE間でOSPFを使用するときに、一旦BGPからOSPFへ再配布されたルートが再びBGPへ戻されないようにしないとだめ、いわゆるLoop Preventionが必要。LSAタイプによって2種類のLoop Preventionがある。
・Down bitによるLoop Prevention
Type 3 summary LSA用
Option Field(8bits)の中のDNビットがそれに当る
show ip ospfで確認できる(OptionsのところでDownwardになっている)
・Domain TagによるLoop Prevention
Type 5/7用
Type 5/7 LSAにはOption FiledはないのでDown bitは使えない
Domain Tagは32bits
Domain Tagの最初の4ビットは1101で不動
Domain Tagの最後の16ビットはMPLS VPN backbone のAS番号
これもshow ip ospfで確認できる、External Route Tagのところで。
そしてこんな問題も考えられる。
【例題】
What is the MPLS VPN backbone AS when the External Route Tag is 3489661143?
【回答】
3489661143
↓2進数に直す
11010000000000000000000011010111
最後の16ビットがASなので
0000000011010111
↓10進数に直す
215
The MPLS VPN backbone AS is 215.
多分こんなマニアックな問題は出ないと思いますよ。出たとしてもLoop Preventionの方法を2つ述べよとか、そんな感じ。
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