MPLSには2種類のモードがあります。
・Frame mode
・Cell mode
MPLS勉強初めのごろはどうもCell modeがよく分からず、理解しやすいFrame modeのみ勉強していた記憶があります。でも残念なことにOEQもラボも両方のモードが問題として出題されるから苦手Cell modeから逃れることはできませんから!
では、この2つの違いについてを書いてみる
・Frame mode
IPヘッダのようなL3ヘッダの前にラベル付けることを指す
ラベルは20bitの空間を持つ
複数のラベルを重ねることができ、これをラベルスタックとよぶ
・Cell mode
ATM LSRがATMシグナリングを使用する代わりにMPLSのControl PlaneでVPI/VCI情報を交換することを指す
ATMセルのVPI/VCIがラベルとして代用
Ingressルータでパケットを分割後、適切なVPI/VCI付与してATMセルとして流す
中間ATM LSRはATMスイッチみたいにVPI/VCIを見てセルの行き先を振り分ける
また、ATMスイッチはコア網内でLSRとして動きます。この時に、ATMスイッチはFrame modeとCell modeの両方に対応している。
Frame modeとして動作するときは、PVCでaal5snapのようなIPoATM通信を行う。一方、Cell modeとして動作するときは、IGPやらTDP/LDPが動いている状態で、Control PlaneでVPI/VCI情報を交換する。
何を言いたいのかというと、ATMスイッチはコア網内において必ずしもCell modeとは限らないということ。LSR同士でPVC形成後、PVCの先端LSRに到着したパケットにシムヘッダ挿入してMPLSパケットを生成、生成されたMPLSパケットをATMセルセグメント化してPVCへ流す。そしてPVCの終端LSRに到着したATMセルを再度組み立てして元のMPLSパケットに戻す。このようにシムヘッダ挿入していることからCell modeではなくFrame modeとなっているわけです。ATMなのにFrame modeって変と思われるかもしれませんが。。。
OEQで聞かれそうなことは、
1.MPLSの2つのモードを言え!
2.MPLS Frame modeの特徴を言え!
3.MPLS Cell modeの特徴を言え!
ぐらいでしょうか。
何コレ?@香港のどっか
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