2010年ネパールの旅 ⑦

2010年12月27日の旅日記のまとめ

排気ガスでどんよりとしたカトマンズとお別れして、この日から３日間はポカラというネパール第２の町へ行くことになった。ポカラの位置はカトマンズから西に200キロのところにある。カトマンズとポカラ間の交通は飛行機と高速バスの２択であり、前者は１時間程度で後者は半日の旅程である。最初は飛行機で行こうとおもったが外の風景も楽しみたいので高速バスにした。利用したのはGreen Busという高速バスで乗客は主に観光客、ゆえに料金もオンボロバスよりも高く片道18ドル（昼飯付
き）である。一応高級バスと謳っているが、確かにオンボロバスと比べれば雲泥の差だがあまり期待できるようなものではない。









バスは7:30にカトマンズ・タメルから出発してすぐに10メートル先も見通せないぐらいの濃霧に阻まれ、さらに朝の渋滞でなかなか前へ進むことができない。途中休憩は全部で4回で、1回目は出発２時間後でそこで25Rsのチャーを飲んだ。2回目の休憩はランチタイム、ランチは運賃込みだから味はいたって普通である。3回目の休憩ははエンジントラブル（笑）。最後の1回はどこかのホテル。高速道路と言っても決して日本の高速道路を想像してはいけない、でこぼこな道路と考えたほうがいい。200キロを走るのに日本なら2時間だがネパールでは最低その4倍はかかる、しかもトラブルなしという条件付きである。一番びっくりしたのはタタ製トラックが横転して今にも崖から落ちそうな光景だった。我らの高級バスがエンジントラブルを起こしたとき、ドライバは当たり前のようにどこかへ電話して、それから１５分後に10人ぐらいの若者を乗せた小型トラックがやってきてはバスの下に潜
り込んで何らかの部品を交換してくれた。そして彼らは次の仕事場へ颯爽と去っていた。バスは無事に動き出したので乗客の全員に安堵の表情が戻った。結局ポカラに着いたのは２時間遅れの16時でした。そうそう、バスを乗る場合に一つ大事なことがある。それは右の窓側の席に座る
ことで、そうすればずっとヒマラヤ山脈や風景を眺めることができる。









バス停留場で「ニューポカラロッジ」オーナーのHumrajさんが出迎えてくれた。一目で分かるやさしそうなおじさん、agodaの評価でも高 く、オーナーが人がいいのも本当である。15分ほど歩いてホテルに到着、すぐに暖かいチャーを出してくれた。サランコットのマウンテンビューがおすすめということなのでツアーのアレンジをしてもらった。勧誘に強引さもなく不快を感じることもなかった。部屋は10ドル、15ドル、24ドルの３タイプから 選ぶことができる。最も高い24ドルは窓からヒマラヤが見える。結局15ドルの部屋にした。部屋は広く、シャワー、テレビ、クーラー、無線LANなどの 一通りの設備がそろっているので泊まる分には十分である。コストパフォーマンスはカトマンズよりもずっとよい。このホテルの一番のおすすめの場所はなんと言っても屋上で、目の前に広がるヒマラヤ山脈を独り占めできる気分になれる。









夜はポカラのレイクサイドを散歩してタカリカリというレストランで食事（タカリカリ、200Rs）をした。ポカラのレイクサイドは国王の別荘も あった場所で日本で言えば葉山か那須あたりに相当するところだ。カトマンズとは違いポカラはとても綺麗で空気も新鮮である。明日の朝は5:40にホテルから出発してサランコットのマンテンビューへ行くためこの日は早めに就寝した。









明日はポカラ市内観光へ向かう。
つづく・・・